おしおきナナルゥ

ユート「ふぅ、ナナルゥはいつもこんなところを移動しているのか…」
 先日、ナナルゥに秘密を握られてしまった俺はリベンジを果たすべく、天井裏に潜入した。
ユート「ふう、音を立てないように気をつけないとな…」
 天井裏にはところどころに穴が開いていて、下から光が差し込んでいた。
ユート「ナナルゥの奴…こんな覗き穴まで用意していたのか」
 全くプライベートも何もあったものじゃない。
 方向にあたりをつけてしらみつぶしに覗いていく。
ユート「ん、ビンゴ。ナナルゥの部屋はここか……
    アセリアの部屋並みに何もないな……」
 よく見ると布団が膨らんでいる。
ユート「ナナルゥは寝てるのか……
    しばらく待ってみるしかないな」
 じっと天井裏で息を潜めるユート。
 ナナルゥはなかなか起きない。

 小一時間ほど待っただろうか。
 我ながらグッドな忍耐力だ。
 エスペリアのお説教で鍛えられたに違いない。
 その時俺は、かすかな声を聞いた。
?「ぁぁ……」
ユート「ん……?」
ナナルゥはまだ寝ているようなので、俺は声を手がかりに移動することにした。
ユート「ここか……よっと」
 覗いてみる。

 そこでは、なんとヘリオンが自分を慰めているではないか。
ヘリオン「ああ……、こんなことホントは駄目なのにぃ……」
 そう呟きつつ、自分の小俣さんを熱心に触っているヘリオン。
ユート「(いや、駄目じゃない、駄目じゃないぞ!)」
 食い入るように見る俺。
ヘリオン「ぅぅ……、ユートさまぁ、ユートさまぁ……くぅぅん」
ユート「……」
 感極まった俺は、ベルトを外し、ズボンを下げた。
 もう限界である。オナーニを……

しゅっしゅっしゅっ

 四つんばいで震える俺。へリオン隊員には見せられません。
ユート「(……ん?四つんばい?両手はここに……)」

 振り返ると、しごいているのは、
    件の赤スピ、ナナルゥ だった。

ナナルゥ「……抵抗すれば大声を出します(ボソ」
ユート「……!……!ナナルゥは寝てたはずじゃ……(小声)」
ナナルゥ「あれはダミーです。私、忍の者ですから(ボソ」
ユート「(そ、そんな……)」

 適確に責め立ててくるナナルゥ。
 ……ってこれは、エスペリアのテクじゃないか。
 見てたのかよ……
ナナルゥ「ユート様、人の秘密を探ることなど、いけないことです。
     たっぷりお仕置きしますから、覚悟してください(ボソ」
 仰向けにされる俺。
 その上にナナルゥがのしかかってきた
ユート「(ぉ、ぉぃ、聞こえる…聞こえちまう……!
     くそ、来るんじゃなかった、ぁぁあああーーー!……!)」

一方、ヘリオンは……

   / ギシギシ \

    |     ……?              
    |  ('A`)                 
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄             

    / ギシギシ アンアン \

    |     ……              
    |  ('A`;)                 
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄