エスぺリア「・・・以上がファンタズマゴリアの聖ヨト暦以後の歴史です。
なにか、ご質問はありませんか?ユート様?」
悠人「・・・ええと、俺の聞き間違いかもしれないから、聖ヨト暦の一番最初をもう一度」
エスぺリア「はい。分かりました。もう一度繰り返します。
聖ヨト暦0年 ヨト・イル・ロードザリア王子の誕生。後の聖ヨト初代王である。
聖ヨト暦1年 ヨト王子、エーテル技術とスピリットを手に入れる。
聖ヨト暦4年 ヨト王子、アカラホク゜人の小国をスピリットで蹂躙する。・・・」
悠人「ちょっとまったーーーー!!!
これ、おかしくないか?どうやったら生後1歳の人間がスピリットやエーテル技術なんて手に入れられるんだ?
仮に手に入れられたとしても、到底使いこなせないだろ。なにせ1歳だし。
で、4歳で他国に侵略って、ありえないよね。いったいどうなってんだ?この聖ヨトって奴は?」
エスぺリア「ユート様。落ち着いてくださいませ。
これは、ええと、なんと言ったら良いのでしょう・・・
歴史のいたずらというか、見えざる神の手というか・・・
中の人が納期ギリギリの徹夜続きで、校正を見逃してしまったというか・・・
とにかく!そうなってるものはしょうがないんです!わかりましたか、ユート様!」
悠人「は、はい・・・わかりました・・・」
こうして、聖ヨトの謎は誰しも疑問に思いつつも、歴史の闇へと消えてゆくのであった・・・