自信があるから

 彼女は私を見つめて言った。
「貴女につまんないプレゼントはあげたくない。出来るだけいいものをあげたい」
 照れたように頬を染めて言った。
「私、実はすごくナルシストなの。自分が世界で二番目にいい女だって思ってる」
 柔らかく微笑んで言った。
「だから、世界で一番いい女に、世界で二番目にいい女、あげる。もらってくれない?」
 そして彼女は目を瞑り、全てを私に委ねた。