オペレーション・スピリット・ブレイク

「さて、この作戦の肝は、敵の拠点深くに直接大軍を送り込み、これを一気に殲滅する事にある」
「ですがヨーティアさま、一体どうやって?」
「エーテルジャンプさ。一つ聞くがアセリア、最近あのボンクラとはどうだ?」
「……ん。仲が良い。順調」
「よしよし、プロフィールの顔グラもちゃんと頬が染まってるな。これでO.K.だ」
「あのヨーティアさま、それがどういう…………ああっ!リーソカにいつの間にかジャンプ施設がっ!!」
「そういう事だ。どうやら塔が変質したものらしいが……敵さんも、とんだ所を見落としたものだよ」
「め、面妖な…………」
「え~っ、オルファじゃ駄目なの~?」
「すまんな、この現象はアセリアとボンクラの仲が行き着くトコまでいってないと観測されないんだ」
「…………(ポッ)」
「さて、それでは本作戦を発動する。作戦名は、『operacion spirit break』」
「……なんでハイペリア語なんですか、それも英語」
「蒼き清浄なるラキオスの為に!!」
「「「「サー、イエス、サー!!!!」」」」

数ターン後

『ヨーティアさま、リーソカに敵主力は存在しませんっ!』
「なんだとっ、そんな馬鹿な!…………くっ、敵に嵌められたかっ!!」
『嵌められたというか、そもそもよく考えてみたら秩序の壁の外に主力がいるとは…………きゃあっ!!』
「なんだ、どうしたエスペリア殿っ!一体何があったっ!!」
『敵の…………新兵器……です…………全部……消えて……………………助けてラ』ぷつ。ザーザー……
「おいっ、おい、エスペリア殿、思い出に浸るな、返事をしろっ!…………
 ……くそっ、さてはパッチを当てたな…………ユーザー共め…………なんて卑劣な手段を…………」


BGM:Broken the Ethercore。ずるはいけません。