まっくら
くらやみ
あったか
ぬくぬく
プ…ス ゥ
おと
ちいさい
みぎ
くん
くんくん
におい
くさ
くさい
臭いっ!!
がばっと布団を跳ね上げ飛び出したニムの、犯人を指弾する断罪の人差し指は振り下ろされる
途中で90度向きを変え、ビシッ、と音の出るかのような勢いで怒りの矛先へと突きつけられた。
「えっお、俺?」
「あ、あたりまえでしょ。この中でデリカシーの欠片もなくおコタでおならするのなんてユート
しかいないじゃないっ」
「い、いやでも俺して
(おコタを囲むハリオン、ヒミカ、アセリア、ファーレーン、ネリー、シアーの視線が突き刺さる)
…………はい、俺です。ごめんよみんな」 ヘタレは屁たれ。
第二詰め所廊下を歩く姉妹。
「ありがとーニムゥー。お陰でユートさまの前で恥掻かなくて済んだわ」
なでなで。
「ん~~ニムはお姉ちゃん大好きだもん」
すりすり。
よかったね。