某所
偉い人?「さて、今配られた資料を見ていただきたい」
その場にいる全員がその資料、というより企画書を見て感嘆の声を漏らした。そして悦に入る。
その表紙には「スピたん企画書」と書かれていた。
偉「タイトルからも想像つくだろうが永遠のアセリアの外伝的なものを作ろうと思う。メインはサブスピリット達だ
外伝的なものとはいえゲームとしてしっかりと遊べるものにしたい。で、どういうゲームにするかだが…」
A 「ちょ、ちょっとまってください!こ、これ…」
偉「ん、なにかおかしな点があったか?」
A 「おかしなもなにもないですよ!この名前の決まっていない新キャラ!なんですかこの「スピリットと人間の始めてのハーフ」ってのは!」
偉「何か問題あるか?設定ではスピリットは子供を産めるようになるだろ。だからどうせならハーフのキャラを入れようかと思ったんだが」
A 「ええ、ええ!それは問題ないですよ。真新しさも出すために新キャラを入れると言うのは。問題はそこじゃないでしょ!」
偉「???」
A 「だから問題は「誰が産んだ子」ということですよ!あの雑魚スピたちがどこの馬の骨とも知らぬ男にっ!(涙」
偉「…落ち着け。それはおいおい決めるつも、り、っておい、お前ら話を聞け」
話を戻そうとした偉い人?だったがA以外の全員頭を抱えていた。
偉「(溜息)…まったく。わかった、今決めるぞ。これじゃ会議にならない」
こうして企画会議は「新キャラの母親を決める会議」になってしまった。
偉「それじゃ順に言っていくからいいと思ったら手を上げてくれ。複数回答有だ」
皆が真剣な顔をしている、というよりお互いを睨み付けている。
偉「じゃあ、まず無難そうなところから…ハリオン」
数人が手を上げる。突然どこかから奇声が発せられる。
B 「ぐああああああぁぁぁ、俺のハリオンがぁぁぁあああぁ、母親!?ばかなああああああああぁ」
B以外全「………」
偉「あー、○人ね。はい次、ヒミカ」
ハリオンの時と同じく数人が手を上げる。すると今度は別のところから罵声が発せられた。
C 「なっ!?正気かお前ら!ヒミカをどこぞのやつにやるなど俺が認めなヒ、!?~~~~~~っ」
舌を噛んだらしい、床に転がって悶絶している
C以外全「………」
偉「あ~、つぎ、ファーレーン…」
………
……
…
数十分後
偉「…結局皆同数か…決まらんな。やはりこれは後に決めよう。で、ゲーム部分だが…」
H 「なぁ、別にラキオスのキャラじゃなくてもいいんじゃないか?」
G 「そういえば、それもそうだな」
F 「稲妻のほら、クォーリンとかどうよ?」
E 「いいねぇ、どうです、か、ってなにしてるんですか」
偉「ぐぉぉおおおおおおおおおぉぉ、クォーリンたんが人妻にだとぉぉぉぉおおおおおおおおお?!」
偉以外全「…」
-終劇-
……
誰か「でも生搾りの絵だと目が赤いよねっ!」
誰か以外の誰か達「ぐぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ」