とある終章

 ―――佳織、帰還の時―――

「忘れないよ、お兄ちゃん」
「ああ、俺もだ。これまでありがとうみんな!元気でな!!」

 …………悠人、記憶無くしたまま佳織と帰還。

 ―――リュケイレムの森―――

「いいのですか、アセリア」
「ん。ファンタズマゴリアのため……私は戦う」
「わかりました……それでは門を開きます」

 ―――対統べし聖剣瞬戦―――

「ここで…倒す!みんなのため…そして、わたしのために…」
「なあぁぁぁぁっっ!そんな、そんな馬鹿な……ッ!!僕が負けるなんて……あ、あぁぁぁぁっ!!」

 ―――何かが閉じた後―――

『何てことをしてくれたのですか、アセリア。あの蓋は、あと3周期は開きませんよ」
「ん……忘れ物」
『判っていますよ、あの妖精でしょう?…………しょうがないですね、確かに貴女の愛は永遠のようです』

 ―――高台―――

「ふふっ。こんなんだから、信じるしかない」
(偶然の再会で、いい……。そこから始める。いつも、一緒に…………)
「……ん、わたしは、一緒にいる。セリアの命が尽きるまで」