逝ってきたセリアの徒然できるわけねェだろ日記

正確な月日、わからず。

どういうわけか、私までハイペリアに連れてこられた。
そう、ヘタレ隊長とアセリアのバカップルに巻き込まれて。
別に幼馴染に初恋の人をとられたからムカついたりなんかしてない。
いったいどうやって、まきこまれたんだろうか。
やめておこう、いやむしろ考えたくもない。
ハイペリアというのは、想像以上にとても大変な世界だった。
以下、箇条書きにして簡潔に示す。

1・空の向こうより異形の侵略者が珍妙な船で侵略しに来る事日常茶飯事。
2・ハイペリアは灰色のえらく高い塔がそびえたっているけれど。
  それよりも巨大な様々な生物や機械の塊がよく暴れまわっていた。
  そして、いつもそれを光り輝く銀や赤の巨人が撃退していた。
3・身体に機械を埋め込んだ不気味な怪人たちが度々一般人を襲っていた。
  それに対し、この世界でいう「ばった」なる虫に似た怪人たちが戦っていた。
  他にも身体が赤と青に分かれたのとか髑髏の仮面をかぶったのとか色々。
  正直、ヘタレ隊長よりも彼らのうち誰か一人に隊長を代わって欲しかった。
  見かけはともかく、強いし女たらしじゃないし何よりヘタレじゃないから。

アセリアが目で訴えてくるので時々私が彼らを手伝ってあげたりした。
ヘタレ女たらし隊長と千年処女ストーカーが何か文句言ってきたがスルー。
アセリアが喜んでくれる事が、今の私には一番大事なことだ。