紡ぎタン

サードガラハム討伐の際、伝説についてエスペリアは語る。

悠人「なぁ、どうして守り龍とかって呼ばれているんだ?」
エス「守り龍様は、かつてバルガー・ロアからの使者を退けたと言われています。
   虚無からの使者。全てのマナを奪い尽くすといわれる者を打ち滅ぼしたと」

――時を遡る事数周期前。

紡ぎ「どうしてもそこを通さないと仰るのですか」
ガラ「無論だ。小さき剣よ、ファンタズマゴリアに行きたいのなら主を探す事だ。単身では何も出来まい」
紡ぎ「クッ! ――――ふぅ、今日はここまでにしておいてあげるわ。憶えてなさい、いつか必ず素敵な主を連れて来るから」
ガラ「ふ、せいぜい捨てられないようにするのだな、人は所詮高位神剣に浮気をするもの……」
紡ぎ「黙りなさい。我はきっと我だけをずっと持っていてくれる主を選んでみせるっっ」


で、スピたん。

紡ぎ「はぁはぁ、どう、この見事なまでの一心同体。何の変哲もないけどちゃんと我を運んでくれる主!……あら? いない」
ロテ「いやあのさ。守り龍がいなくなったから僕たちはここまで来れたんじゃないのかな……?」
紡ぎ「…………」
ロテ「…………」
紡ぎ「…………えいっ」
ロテ「うわぁぁぁ頭が、頭が割れるぅ! な、なんで僕がぁ!」
紡ぎ「――ふんっ!」
ロテ「もぅ酷いなぁ。いきなり強制力はやめてよ……」
紡ぎ「…………こうなったらマナを全部食べることにします。自棄食いというやつですね」
ロテ「へ? うわ、ちょ、ちょっと、ちょっと待ってってば、だから身体を勝手に操らないでよーー!!」


そしてエスペリアエンドへ(ぇ