謎の男「ロティ君。 君が探索隊の隊長を引き受けたのは何のためだ?
ミュラーや光陰の期待に応えるためか、それともまだ見ぬ新天地に希望を見出したからか?
……くっくっく。 違うよなぁ。 君が求めているのはそんなものではない!!
ドジっ子ヘリオンやツンデレセリアやはじるすネリシアなんだよなぁッ?!」
ロティ「ち、違う!! 僕は師匠の期待に応えるために……」
謎の男「違うッ!!! お前が好きなのは古今東西あらゆる萌えが凝縮された、
スピリット隊によるハーレムなのだ!!おしなべて世間擦れしていない、
無垢な、穢れを知らぬ、そんな透き通ったスピリットたちを……
思春期ゆえの、限界知らずの性欲の赴くままに!! 若さゆえの過ちで!!」
ロティ「ぅわぁあぁああああああぁぁああぁあ、言うなぁあぁぁぁぁあ!!」
謎の男「そうだ!! ミュラーや新天地など関係無い!! お前は……、
いつか来たるべき己がハーレムの為に、スピリット隊にいたのだぁあぁぁあッ!!!」
ロティ「ぎゃあああああああああぁああぁあッ!!!
もうダメだぁあ! 知られてしまったぁぁぁ!! 僕の密かな野望が知られてしまったぁ!!
もう生きていけない! 死ぬしか…死ぬしかぁぁッ!!!」
謎の男「馬鹿野郎ッ!! 命を粗末にするなぁあ!!!」バシーーーーーン!!!!
ロティ「……ぅぅぅ。 こんなこと考えながらスピリット隊にいるなんて、
僕はさわやか美少年のふりをした変態なんだぁ……」
謎の男「そうだ。 お前は変態だッ!!!」
ロティ「ぎぃやああああぁあぁぁぁああ……!!!!」
バシィィィィィッ!!!!
謎の男「わめくなロティ!! 男が変態で何が悪い?!」ドーーーーーン!!!!
ロティ「……え、…………え……?」
謎の男「男はすべからく変態だ!! だがそれを認めるか否かで、男の器は点と地の差をもつのだ!!!
お前は自分に素直だった!! それを自慢していい! 威張っていい!!
自分を誇りに思えぇえぇッ!!」
ロティ (゚Д゚;)ポカーン。
謎の男「そうだ!! そして俺はお前に感銘を受けたのだ!! サブスピはフラグ無し。
……今までずっとそう思ってた! それは間違ってた!! お前がそれを教えてくれたんだ!!
だからこそ……俺は帰ってきた!! 再び漢の夢を掲げるために……ハーレム成就の為に……!
ラ オ キ ス よ ! 私 は 還 っ て き た ! ! ! !」
ロティ「ぁ、ぁあぁあぁ……! ぼ、僕が間違ってましたぁぁああぁあ!!」ガシィィィィィッ!!!!
謎の男「ではな……」
ロティ「ま、待って! せめて……あ、あなたの名前を聞かせてください……!!」
謎の男「……俺のことは、……YOUと呼べ」
ロティ「ゆ……、YOU。 …………YOUぅぅう……!!!」