エトランジェが謁見を求めている?先程前線に居たはずだが、なにか不都合でもあったのだろうか。
なので会ってみたところ、用件は漆黒の翼を擁護してほしいとのこと。
戦闘で傷を負わせて、後に怪我をしたまま倒れていた所を発見。神剣の気配が感じられず、オルファに救けてほしいと頼まれた。
状況を説明してもらい、思考。傷が治りきってないこと、砂漠に倒れていたことから考えると、神剣の力が弱まったので捨てられた…ということだろう。……捨てられた、なんて物扱いな考えに自己嫌悪
少し力の籠もった話し方からユートもカオリのことを知りたいのだろうと判ったので、帝国の情報を得るため、と言って条件付きで許可を出す。
ついでに半分女王としてではない忠告を
隊 長 として、間 違 い のないように。
それからすぐ議会を召集。始めにユートが口を開く
帝国のスピリットを擁護したい。
ざわつく議会に、彼女は今戦う力が無いと説明するユートの声を聞いた後同意をしてみせる。帝国の情報を得るため、と言ってもまだ何か騒ぐのでユートに監視と尋問を任せる旨を命じた。
それで納得したようなので議会を締め、部屋へ。
自室のベッドに倒れこみ、思考する。
スピリットの保護は良い。私としては大陸全土の娘たちを保護したいとも思ってる。それでも胸には小さな不満が。
…ユートくんの傍にまたスピリットが一人。ただでさえ綺麗な娘たちに囲まれてるのに。わたしもカオリのことは知りたいけど、あの娘は今までいなかったタイプだしぃ……――
おおよそ女王らしくないこと、前まではこんなこと考えもしなかったのに……。――~~もぅ!この件は保留!
いくら考えても無駄ということで頭の隅に追いやる。重要なことは今できることはなにかである。
厨房でも視察に行こうかなぁ…。
ため息とともについ苦笑。女の子してるなぁわたし