インタビュー2

『技術者』分隊長

元マロリガン中央大学第51研究室教授

クォーフォデ・リウ

かつてはエーテル学権威として
恐れられた アカデミーの鬼教官

聖ヨト歴332年

サーギオス帝国陥落に望むラキオスは 優秀な技術者を求め
隠居の身であった 彼を獲得した


良い乳をしていたね
噂で聞いてたかんじでは
大きくなるにまかせて放置されているものと
思っていたが
その時よりも成長していたんだな

アピールのしかたは
まだ未完成ではあったが
スタイル保持の努力には
彼女なりのルールが見て取れた

胸で大切なものは
パッドを持ち込まないこと―
形を保つこと―
そして自分の達した最大値を
守り抜くこと
教え子に言い聞かせた言葉だ

そして彼女の姿を見て
私は全てを理解したよ
時代は受け継がれ
流れているんだ
もう老兵の
出る幕ではないのだと

胸にパッドを
持ち込んではいけない
それではいざという時犬死する者が
増えるだけだ
他の彼女らもまたパッドに飲まれた
これほど悲しいことは無い
皆 私の夢 私の乳

私はもう誰かに
教えることも無ければ
胸を揉むことも無いだろう

全ては新しい世代に託した
彼らの時代だ
私はここで眺めているよ