『失望』の道行

あとがき

以上、『失望』の道行 ~Herion's Route ~ をお送り致しました。
一作目を投下してから早三ヶ月、無事に完結させることが出来て感無量です。
初代スレ487氏が『真実は常に失望とともにある』を掘り出して下さったことが全ての発端。
イビルルートをプレイして、「ヘリオンを幸せにしてやりたい、がどうやって?」
と脳内妄想を繰り広げていた私にとって目から鱗でした。
第一幕を書き上げた当初の頭の中には、上に加えて剣の稽古と風呂くらいしか無かったのですが、
普段交わされるちょっとした妄想や希望、願望を読み、また書き込んでいるうちに少しずつ形になっていきました。
そして、最後の最後までスレの中で交わされた雑談、小ネタ等などに影響を受け、
ヘリオンエンディングを迎えました。皆さんの雑談が原動力となり、ここまで続けられたのです。

まだまだ至らない所も多いのですが、
妄想と勢いとヘリオン萌えだけで突っ走ってきたこの作品に
長い間お付合いいただき本当にありがとうございました。


今晩は。最近のレスの殆どを二日連続で埋めてしまって
ハイテンションになり過ぎたかと今さらながらに反省しています。
暖かい感想が、達成感に程よく疲れた心に染み渡ります。
皆さまのおかげで自分では楽しんで書くことが出来ました。
ですから体感している時間はあっという間のものでした。
……時深おねぇさんのスキルを喰らっていたかのように。
神々への尊敬の中で恐る恐る初めてのSS投下を試みた身として、
神と呼ばれる事には嬉しさと恐れ多さが混在しています。スレ住人の一人として皆さまからネタを受け取り、
消化し、それを文に置き換えていたという感覚でいる私にとってはスレ住人の方々誰もが神に思えます、本当に。
初めからまとめて読むと、イベントとイベントをぶつ切りに繋げる構成をとっているために
その間に多くの脳内補完が必要である事が今回の課題でしょうか。
納得がいくような展開にするためにねじ込んだり
カットしたりした試みを受け入れられる方もおられて一安心です。
世界観からずれないよう注意する為にサウンドトラックを使ったのですが、
曲に引きずられたシーンも何度となくあって、OP、EDテーマの力を改めて強く感じました。
他の面子と被らないようにと進めていくと、良いとこ取りになってしまったと思いはするのですが、
ファンタズマゴリアの神様はハッピーエンドがお好みさ!
と自らの望むものを書き連ねてヘリオンEDに辿り着けた時は本当に何とも言いがたい気持ちになれました。
おっかなびっくり踏み出した一歩が後押しを受けて
少しずつ後ろに道を残し、この道行を作り上げる事が出来ました。
第二詰所のスピリットたち、またファンタズマゴリアに生きる者に多くの幸が訪れるよう祈ります。
本当にありがとうございました。……って二度と書かない雰囲気になってきた(汗
今度は小さなネタからこつこつと考えてみたいと思っています。
再び何かを投下できるようにファンタズマゴリア分を補充していきます。