ハイペリア式告白法

その3/オルファリル・アセリア・ウルカの場合

「・・・・・・」
「ん・・・完成。」
・・・・・・・・・・・・・緑色?
「手前もです。」
・・・・・・・・・・・・・ピンク色?
「・・・・・・」
えーと・・・アレ何?
「どうしました?オルファ殿?先ほどから一言も喋っていませんが・・・」
「え?いや、なんでもないよ?ちょっと疲れただけで。」
うん、そう・・・精神的に。
「ん・・・それはいけない。」
「でしたらこれを少々どうぞ。残り物ですが・・・
何でもチョコには疲れを吹き飛ばす効果があるとか。」
ウルカお姉ちゃんがピンク色のチョコ(自己申告)をくれる。
「ん・・・私のも。完成したのはオルファのおかげだから・・・」
アセリアお姉ちゃんも緑色のチョコ(たしかに材料はチョコだった)をくれる。
「・・・・・・・」
えぇ!?無理!オルファ死んじゃうよ(失礼)
「え、えーとオルファ自分のあるし・・・へ、平気だよ?
えーと、こーゆーのはやっぱりパパに最初に食べてもらった方がいいよ?」
ごめん・・・でもパパは強いから平気だよね?
オーラフォトンバリアとかあるし。(関係ないです)

ぞくっ・・・
「うう、寒い・・・」
なんか急に冷えた気がする。
「おいおい大丈夫か?本当に風邪なんじゃないのか?」
「うーん・・・そうかもしれない。」
「なんだ?ボンクラは風邪か?だらしないね・・・」
「まったくだ、鍛え方がたりないぞ?
いや、そもそも馬鹿は風邪をひかないんじゃないのか?」
そりゃ酷いぜ、光陰・・・
「ヨーティア様特製の風邪薬ならありますけど・・・」
いや、それは何か・・・ヤバそうじゃないか?
「なんだい?その目は・・・私が作ったのが不満みたいじゃないか?」
だってなぁ・・・なんか変な具合にキマッちゃいそうだよな・・・
「で、結局ありゃ平気なのか?」
ヨーティアには聞こえないように光陰がイオに尋ねる。
「はぁ・・・多分エトランジェでしたら・・・平気かと。
プロテクションとかホーリーとかありますし・・・」
「「駄目じゃん!」」