ハイペリア式告白法

その3.5/エスペリア襲来

バタン!
「いったい訓練もせずに何をしてるんです?」
私は部屋に踏み込むやいなや怒鳴る。
・・・ってこの甘い臭いは一体?
「あらあら~エスペリアじゃないですか~丁度いいところに~」
「ハリオン!?いったい何をしているんです!」
「まぁまぁ~落ち着いて~そんなんじゃ皺が増えますよ~」
「なっ!私はまだそんな歳じゃないです!」
「こらこら刺激してどうすんのよ・・・」
「ヒミカ!あなたがいて何なのですか?」
まったく何をしているのだろう?生真面目なヒミカまで訓練をサボるなんて・・・
「いや、これには深い事情が・・・かくかくしかじかってわけなのよ。」
「成程・・・かくかくしかじかですか・・・それは大変興味深・・・」
・・・っといけない。私はこれでもユート様の留守を預かる身・・・
流されては駄目です。ここは厳しくいかないと・・・

「帝国との決戦をひかえた大事な時期に何を浮かれているんですか。(ぼそっ)」
「帝国との決戦をひかえた大事な時期に何を浮かれているんですか!」

・・・・・・はい?
「・・・当たった。予測通りです。(ガッツポーズ)」
・・・(怒)まったくこの娘は感情を取り戻したかと思えばなんでこんな変なキャラに・・・
「あんたまでエスペリアを刺激しないの・・・」
「でも~もう作っちゃいましたし~まさか捨てろとは~言いませんよね~」
「一応レスティーナ様にも許可は取ったみたいよ?ナナルゥが。」
なんて手回しのよい・・・はぁ、しかたないですね。
「わかりました。でも、今 回 だ け で す よ !」
「はい~わかりました~で、エスペリアも~勿論作りますよね~」
そうですね・・・こうなっては作らないと負けですね。
「ええ、参加させてもらいます。」