いつか、二人の孤独を重ねて

こころをふみにつづるいみ、やさしいおもいでをくれるいみ

「みんな、今日から日記をつけるようにするのはどうでしょう」
妙に上機嫌なエスペリアが、唐突に何の前触れもなくそう言い出す。
ラキオススピリット隊第一詰め所の食卓は、清々しい朝の空気と光に満ちていた。
第一詰め所の面々は、朝食を終えて食後のお茶を楽しんでる最中であった。
みんなでほうっと心地よい一息をついた直後に、エスペリアのいきなりな提案。
エスペリア以外の全員が、ぽかんと口を開けたままエスペリアを見つめていた。
ただ一人、いつものように感情の掴みづらい表情のまま無言で頷くアセリアをのぞいて。
「日記、か?…エスペリア、俺まだ聖ヨト語は話せるだけで読み書きは…」
そう言いかけた悠人を、エスペリアはにこにこと上機嫌なまま遮る。
「読み書きでしたら、日記を書きながら覚えれば大丈夫です。
 もちろん、私と特別コーチが教えますのでユート様は何の心配もいりません」
 -いや、めんどうくさいし…第一、そんな暇があるのか?
「めんどうくさくありませんし、私は毎日欠かさず日記をつけていますよ?」
にこにこ微笑んだまま、さりげなく悠人の思った事を読んでくるエスペリア姉さん。
さすがに毎日見ているだけあって、言動パターンを把握している様子。
人の言動パターンを読むな、と言いたかったがまた読まれるのもイヤなので黙る悠人。
「エスペリア殿、質問があるのですが…」
すっかりラキオス隊に馴染んだウルカが、おずおずと挙手してエスペリアに尋ねる。
「はい、ウルカ…なんでしょう?」
なんだか緊張しているウルカに対して、エスペリアはやわらかな微笑みで応える。
「その…ニッキとはいかなるものなのでしょうか?」
極めて大真面目に、そう質問してきたウルカとアセリアをのぞいて固まる全員。
 -あー、でも考えてみれば帝国には入浴の習慣もないそうだしなあ…。
 -本当に、国によってスピリットに対する扱いが違うものなんだなぁ。
悠人はあごに手を当てて、この異世界で同じ大陸であっても文化の違いを実感する。 
もっとも、悠人にとってはあまりいい感じを持てない文化の違いであったが。
エスペリアの説明に真剣に相槌を打ちながら一言一句聞き漏らすまいとしているウルカ。
そして何故か、ウルカにあわせて一緒に相槌を打つアセリア。

「なるほど…己の毎日を自ら書き綴る事で自己の精神を見つめる修行なのですね」
微妙に勘違いしているウルカだが、あえて誰もつっこまないでおいた。
「オルファも日記つけなきゃダメ?…どうしても?」
悠人以上に、いかにもめんどくさそうに文句言ってくるオルファ。
その手は、せわしなく飲みかけのお茶の入ったカップをぐるぐるまわしている。
「オルファ…一人でつけるのが辛いなら、むしろ楽しくつける方法がありますよ」
そんなオルファに対し、エスペリアはに楽しそうに笑ってみせる。
「つまりですね…誰かと一緒に交換日記をつければいいんです」
得意気なエスペリアと頭に疑問符を浮かべたウルカとアセリア。
悠人とオルファは一瞬再びぽかんと口を開けたが、やがて諦めのため息をついた。
再び挙手しかけたウルカに、聞かれる前に交換日記とは何かを説明するエスペリア。
「ん…じゃあ、わたしはセリアと交換日記をつけたい」
そう言ったかと思うと、さっとカップを台所に運んでさっと出かけるアセリア。
「ふむ、ならば手前はヘリオン殿に申し込むこととしましょう…。
 互いに毎日の鍛錬の結果について感想と意見交換を交わせば剣の道も見えましょう」
ゆっくりと茶を飲みながら、ヤる気満々にウィングハイロゥを展開しているウルカ。
「じゃあ、オルファは…誰がいいかなぁ。本当は、パパがいいんだけど…」
ちらりと自分を見ながら、そう言うオルファの言葉に悠人は妙な胸騒ぎを覚える。
「でもパパはシアーとコイビト同士だから、やっぱりシアーがいいんだよね?」
口に含んでいた茶を盛大に豪快な音と共に噴いてしまう悠人。
「いいなー、互いに愛しあってれば交換日記も楽しそうだよねー」
拗ねた顔のオルファに、現在の自分にとっては心臓に悪い言葉を続けられむせる悠人。
「オ、オルファ…その、今更否定はしないがやはりそこまで進んでるわけじゃ…」
咳き込みながら今ひとつ潔くない態度をとる悠人にオルファは顔をしかめる。
「パパ、ユージューフダンは良くない。カレシなんだからカノジョを大事にしなきゃ」
もはや毎度のごとく、こういう場面では力なくうなだれるしかないソゥユート。
ふと、肩をつつかれてるのに気がつくとお茶をかぶったエスペリアがムスッとしていた。

エスペリアの「日記つけましょ」発言からだいたい一時間後くらいだろうか。
無い知恵を総動員してあらゆる抵抗を試みたが、全て無駄に終わった。
悠人は、ため息をつきながら第二詰め所への道を歩いていた。
大陸中に音と聞こえるラキオスの名参謀・献身のエスペリア姉さん曰く。
 -ユート様とシアーは生まれ育った環境の違いもさることながら、年の差もあります。
 -それ故に、日常で普段接しているだけでは通じ合えない事も互いにあるでしょう。
 -ふたりとも、周囲と一歩距離を置いて一人で抱え込む癖は共通しています。
 -あ、これはネリーが言ってたんですよ。私、なるほどと思いました。
 -私は、それもまた以前の騒動の原因ではないかと考えています。
 -もしまた似たような事があれば、隊全体の士気に関わります。
 -そこで、今回の交換日記でシアーから読み書きを教わりながら交流を図ってください。
 -シアーがカバーしきれない分は、私がサポートいたします。
 -この期に及んで、まさかイヤとは言わせませんよ?
そう言いながらやたらと分厚い新品の日記帳を押し付けたエスペリアの笑顔。
普段なら戦いなどで疲れた心を癒してくれるはずのそれを思い出して、またため息。
ふと歩みを止めて、持たされた日記帳の表紙を見やる。
装丁はいかにも丈夫そうな革製なのだが…真ん中にあまりに不似合いな相合傘マーク。
その革表紙に最初から刻印された相合傘マークから、ハナから交換日記専用であるらしい。
ご丁寧に、相合傘マークの左右にそれぞれ聖ヨト語でユート、シアーと記されてある。
というか、渡されたその場で強引にエスペリアによって無理やり自分で書かされたのだが。
いくらなんでも、これを渡すのは物凄く恥ずかしい。
少なくとも悠人にとっては、顔から火どころかアポカリプスが出そうな代物である。
「ほんっと~に、これをシアーに渡すのか?第一、俺は交換日記なんて柄じゃないし。
 一昔前の中学生じゃあるまいし、大体年上の俺からシアーに何て言うんだよ…」
そうして一度ため息をついて、改めて歩き出そうとすると不意に肩をつかまれる。
振り返ると、戦闘でもないのに無駄にオーラフォトンを全開している光陰がいた。

「フッ…悠人から話は詳しく聞かせてもらったぜ」
第二詰め所の居間にて、ずらりと集まった女性陣の前にてニヒルに笑う光陰。
その背後では、悠人が何もかも諦めきった表情でたそがれていた。
女性陣、それも年少組からそんな悠人に冷たく痛い視線が容赦なく突き刺さる。
…約一名、クォーリンだけは光陰しか視界に入ってないというか恋する乙女の視線。
続いて光陰に、より冷たく痛い視線が鋭く突き刺さるが光陰はまるで意に介さない。
…正確には、クォーリン一人の視線だけは熱っぽいのだがやはり光陰は気づかない。
「と、いうわけでだ!ぜひとも俺から交換日記の相手を指定させていただきたい…。
 いやむしろここは是が非でも、この碧光陰自ら指定させていただこうッ!」
拳を握り締めて鼻息荒く主張する光陰に、一同は同時にため息をつく。
…クォーリンだけは、マナの導きに必死で祈りを捧げながら期待の眼差しを向けているが。
「ふーん…コウイン、そんなにクォーリンと交換日記をつけたいんだ。
 まぁニムはお姉ちゃんとつけるし、シアーはユートとつけるの確定なんだし」
表情と声はしれっとしているが、目だけは容赦なく光らせて爆弾発言を放つニム。
「そ、そーですねっ。わわ、私はウルカさんとつけることに決まりましたしっ!」
こんな時にこそ、ブラックスピリットの身上であるスピードを出せるヘリオン。
「せっかくだから、ネリーはオルファとつけたいかもっ!…せっかくだから、ね?」
続いてそう言いながら、まだ相手の決まってなかったオルファに目配せするネリー。
「オルファも、せっかくだからネリーがいいかも!…せっかくだから、ね?」
ネリーの目配せに同じく目配せで返しながら、一緒に最悪の事態を回避するオルファ。
とっさに展開された、年少組の息のあった連携に思わずほろりとしてしまう悠人。
「えっ…ちょっまっ、ニムントールちゃん?き、キミたちっ!?」
一瞬呆気に取られつつも慌てる光陰だが、自分を射抜く殺気に黙り込むしかなくなる。
それは全身から紫電を放ち始めた今日子と、ゆらりと剣に手を伸ばすファーレーンのもの。
その様子を見て、悠人は光陰の邪な野望が木っ端微塵に粉砕された事に安堵を覚えた。

不意にシアーと目があってしまい、二人とも顔が真っ赤に熱くなってしまう。
どれくらい、互いに見つめあっていたのだろうか。…実際は数十秒程度だが。
悠人はやがて、シアーの真っ赤な顔がだんだん困った顔になってくるのに気がついて。
目はあったままで、その場で深呼吸。同時にシアーも一緒に深呼吸したのはご愛嬌。
光陰の背後から出てきて、出来る限り平常心(のつもり)でシアーのほうへ歩いてゆく。
シアーの姿が少しずつ近づいてくるにつれ、焦りと恥ずかしさと鼓動の早さが加速する。
悠人にとって恐ろしく長い距離を経て、ソファーに座るシアーの前まで来る。
実際は、居間の入り口から少し離れた窓際のソファーまで程度の距離しかないのだが。
「や、やあ…お、おはようシアー。…い、今ちょっといいかな?」
ガチガチに固まった顔の筋肉を総動員して何とか微笑みながら、優しく話しかける。
そして、そーっとシアーの隣に腰を下ろす。
「ュ、ユート様…ぉはょぅ~…」
か細くかすれる声でそう言ったかと思うと、両目にじわっと涙を潤ませるシアー。
「ま、まてまて泣くなシアー!すまん俺が悪かった、本当にごめんっ!」
何故か必死で謝りながら、シアーの髪を撫でてなだめようとする悠人。
片手で髪を撫でながら、もう片手に抱えていた日記帳をそっとシアーに渡す。
「えっと、多分話は理解してると思うんだけど。シアーさえ良ければ、だけど」
渡されたそれを両手で持って、じっと表紙を見ているシアー。
当然ながら、視線は表紙の真ん中の相合傘マークに注がれている。
 -ほら見ろシアー引いてるじゃないか!もう少し普通の奴はなかったのか…?
「うん…ありがとうユート様。シアー、これでユート様と交換日記つけるね」
笑顔を向けて、照れくさそうに応じてくれたシアーに悠人はほっとしながら微笑んだ。
「ん、こちらこそありがとうなシアー。そ、それとその表紙はだな…」
ようやくさっきまでの緊張など色々が解けて、悠人が困った表情でそう言いかけると。
「うん、これ昨日キョウコ様が買ってきてエスペリアお姉ちゃんに渡したやつだよね」
本当に邪気のない笑顔で、ニコニコとこの事態の真の黒幕を暴露してくれるシアー。
悠人はキッと今日子を睨むが、今日子は腕組みして凄く面白そうにニヤニヤしていた。

ところでクォーリンはというと、光陰の腕の中で失神していた。
「うおお、どうしたんだクォーリンっ!しっかりするんだ、目を覚ませぇ!」
何故クォーリンが失神しているかわからないまま、必死に呼びかけている光陰。
あえて説明すると、がっくりしていた光陰にクォーリンが交換日記を申し込んだところ…。
クォーリン、お前だけが俺の味方だよ…てな感じで快諾した瞬間に失神したのである。
とりあえず、そんな二人をそっと暖かく放置する事に無言で満場一致した悠人たちだった。
「さて、結果が出たわけですが」
突然、ナナルゥがお金がいくらか入った器を両手で抱えて一歩前に進み出てくる。
「さあ、賭けに負けた人は負け分をこの器に入れてください」
女性陣のうち何人かが、ため息ついたり残念そうな顔で次々と器にお金を入れていく。
「ハリオン、負け分が集まりました。
 この賭けへの参加費と合わせて、勝ち分の分配には充分かと思われます」
すると、いつにもましてやたらと笑顔のハリオンが手に持ったメモを確認し出す。
「えっとぉ~。勝ったのは…。
 ヘリオンとクォーリンとヒミカとウルカとアセリアですねぇ~。
 おめでとうございます~、今名前を呼ばれた人は勝ち分をもらいに来て下さい~」
名前を呼ばれた面々が、ハリオンからお金を順番にもらっていく。
ちなみに失神しているクォーリンの分は、セリアが代わりにクォーリンの懐に入れていた。
その様子を見ていた悠人は、さすがに疑惑の眼差しをハリオンに向けながら質問する。
「ハリオン、ナナルゥ…その賭けとか勝ち分とかって一体なんだ?」
その質問に、ナナルゥが淡々とした声で返事をする。
「はい。ユート様とシアー、どちらから先に交換日記を申し込むかという賭けでした。
 胴元はハリオンですので…基本的に儲けはハリオンのお菓子研究費用に行きます。
 またごらんになられたように、ユート様から申し込む方に賭けた者は少数です。
 ちなみに、私は負けました…残念です」
悠人はまたも力なくうなだれながら、自分は弄ばれてるのではと今更考えていた。
「あ…シアーの勝ち分を忘れていますよ、ハリオン」
シアーは、そのナナルゥの台詞で自分を凝視する悠人にあくまでもにっこり微笑んでいた。

それからまたしばらくたって、ところも変わって第二詰め所のネリーとシアーの相部屋。
「えーっと、シミハオ・ラスレス・カウート。ハート、ネシロム」
そろそろ昼飯時になりつつある午前中の陽射しが室内をやわらかく照らしている。
「セィン、ユート。ムスル・レナ…イス」
二つ並べられた子供用の学習机のうち一つに向かって悪戦苦闘している悠人。
悠人のすぐ隣でその手の中の日記帳を覗き込んでいるシアーがつついてくる。
「ユート様、ちょっと間違ってる…。イス、ムスル・レナ…だよ」
むう、と唸りながら間違った箇所を訂正する悠人にシアーは軽く頷く。
あれから、二人で聖ヨト語の読み書きの勉強をしていた。
悠人にとって、聖ヨト語の文字の形状は厄介なものだった。
イメージがつかめないのである。
聖ヨト語の文字は現代世界での言語に関してのルールをあてはめづらかった。
それでもエスペリアのおかげで、発音だけは出来るようになっていたのが不幸中の幸い。
シアーの丁寧に噛み砕いて、根気良く確実に理解させる教え方も良かった。
現代世界では授業中は居眠りしてばかりの悠人も、おかげで頑張れていた。
もっとも、こんな状況で居眠りしようものなら後でどうなるか知れたものではなかったが。
何よりも、部屋の扉の向こうから感じる馴染み深すぎる神剣の気配の数と時々漏れる声。
「そ、そんな…あのバカ悠が勉強で全く居眠りする気配がないなんてっ!」
 -今日子、その言葉よーく覚えておくからな。
「ああ…いかにシアーちゃんが教えてるとは言え悠人の忍耐力を侮っていたぜ」
 -お前もだ光陰っ!…この屈辱、あとで必ずマキシマム友情パワーで返すからな!!
「さすがユート様です。もともと私の優秀な生徒でしたから、信じていました」
 -エスペリア…感謝してもしきれないが、お前まで面白そうに賭けに参加しないでくれ。
 -ていうか…何でラキオス隊の全員がそこにいるんだよ。
そう、ハリオンによってまたも賭けの対象(オモチャと読む)にされていた。
シアーの好意を無駄にしたくないのもあったが、プライドもかかっていた。

「ねえユート様…、今日はここまでにする~?」
シアーの声に、そういえばお昼時だという事を思い出して頷く悠人。
エスペリアに言葉を習って以来、久しぶりの勉強だったが不思議と気分は爽やかだった。
少し疲れはあるけれど、それでも次はまた明日以降というのが妙に名残惜しかった。
「ありがとな、シアー。お疲れ様」
そう言って、シアーの髪を撫でて微笑む。
実のところ、悠人はシアーの髪を撫でるのが好きになっていた。
撫でられる時の、シアーの幸せそうな笑顔を見ると悠人自身も気持ちが安らぐから。
「ううん、どういたしまして…ユート様もお疲れ様~、あふぁあぁぁぁ~」
撫でられながら伸びをして、欠伸もしてしまうシアーがとても可愛かった。
 -いつも、優しい思い出をありがとう。シアーもみんなも守り抜いてみせるからな…。
そんな思いを込めて見つめると、シアーも目をぱちくりさせながら悠人を見つめ返してきた。
その日の夜。
寝る前に、シアーは悠人からもらった日記帳に自分のぶんを綴っていた。
ちらりとネリーのベッドに視線をやると、目をこすりながらシアーを待っている。
相変わらず優しい双子の姉のために、もう急いで書き上げる事にした。
一応、今日の授業でユート様がどれくらい読み書きが出来るのかは把握できた。
だから、ユート様が読めるように配慮して書いているけれども。
たくさんある、伝えたい事を半分も書いていけないのがもどかしかった。
それでも…生きていける限り、自分が戦死しない限りまた書けるとも自分に言い聞かせる。
けれどもやはり、だからこそ怖くなる。
自分が戦争の真っ只中にいる事、今まで自分の剣で誰かの命をマナの霧と散らせてきた事。
そして何よりも、いつかは自分もマナの霧と散って再生の剣にかえるんだという予感。
だからせめて、一番伝えたい一文だけを最後に書き加えておく。
今はまだ、ユート様には読めないだろうけれども。

ウレーシェ、スサネシエ、ユントウ、セィン、ウレ、クカケ…イス、ティーカンス。

いつも、優しい思い出をありがとう…大好きです。

 -暖かく

 -清らかな

 -母なる光

 -すべては再生の剣より生まれ

 -マナへと帰る

 -たとえどんな暗い道を歩むとしても…

 -精霊光は必ず私たちの足元を照らしてくれる

 -清らかな水

 -暖かな大地

 -命の炎

 -闇夜を照らす月

 -すべては再生の剣より生まれマナへとかえる

 -どうか私たちを導きますよう…

 -マナの光が私たちを導きますよう……